総務省の資料によると、前回の衆院選の投票率は20代が36%、30代が47%、60代は71%だったらしい。
ぼくはクリエイターで、政治のことについて語るのは正直好きじゃないんだけど、自分の世代の投票率の低さを憂いているので、今日は投票へ行くことのメリットと、行かないことのデメリットについての話をしよう。
投票へ行くのが大人の責任だとか、民主主義国家の国民の義務だとか、そういうべき論、正しさの証明みたいなのは正直どうでもいい。
自分の一票じゃ何も変わらない、と考える人は少なからずいるだろうが、そんなことはない。
たとえばとある2人の候補者が共に10000票で互角だとしたら、ぼくの1票で全てを変えられるわけだ。
また自分の世代の投票率が上がると、政治家に優遇される。
今の政治は現役世代に厳しくて、現役世代の税金の社会保険料を増税して年寄りの強盗対策に補助金出そうとかそんな話を真顔でしてたりする。
でもこれは自然な流れで、政治家の立場になって考えてみるとわかる。
仮にぼくが政治家だとしたら、議席を得るために投票率の高い高齢者と投票率の低い現役世代、どちらの利益に訴えるか。
前者を選んだ方が圧倒的に有利なのは言うまでもない。
でもライバル候補が高齢者に大人気で、現役世代の投票率が高くなったとしたらどうだろう?
現役世代を取り込んだ上で、ライバル候補の粗を突けば勝てるかもしれない。
選挙は「勝てば官軍」である。
個々人の主義主張はあるだろうが、勝てなければ政治家は廃業する。
勝たなければ、どんな気高い理念も、国を繁栄させる有効な政策も、絵に描いた餅でしかない。
物価高と重税で苦しいなら、負担軽減を訴える政治家を勝たせる必要がある。
もちろん現役世代の投票率が上がったところで高齢者に数で劣るのは事実で、不利には違いない。
とはいえ、投票に行かないよりは行った方が得なのは間違いない。
今回の選挙で己の投票した候補が負けたとしても、自分の世代の投票率が上がれば、その票狙いの政治家は今後も現れるだろう。
どの党の誰に投票すればいいの?
そんなのはぼくが教えてほしいくらいだ。
正解はぼくにもわからない。
過去最高税収を叩き出しておきながらなお増税路線の政党は論外だ。
外国人に参政権を与えよう、なんて連中も論外。
裏金裏金と他党の粗をつつくばかりの政治家も避けたい。
日本人の利益になる保守寄りの、増税路線でない、現役世代の利益に訴える政党、政治家に入れると思う。
ただ誰に投票しようが棄権や白票よりはマシってことだけは何度でも声を大にして言いたい。
選挙、行こうね。
衆院選の投票日は10月27日、明後日の日曜日だ。
ぼくは一足先にこれから期日前投票に行ってきます。
日曜日組は終了時刻の繰り上げには気をつけてね。
前の衆院選でも午後8時まで受けつけてるかと思ったら4時に閉まってて投票できなかった人も少なからずいたので。
柄にもなく真面目な話してたら何か疲れちゃったので最近仕事帰りに食ったラーメンの画像でもどうぞ。
ここ何日かでやけにBlueskyのタイムラインが活発になってるなと思ったらまたXくんが何かやらかして民族大移動があったらしい。
Blueskyだけでも50万人増えたとか。
ぼく自身もXのアカウントを抹消してBlueskyに移住して8カ月ほどになるけど、以前より創作に使える時間が増えた気がする。
移住者の話によると、契機となったのはXのブロック機能が改悪されて逆マジックミラー状態になったのと、投稿された画像がAI学習に利用されるようになったことらしい。
特にAIを毛嫌いする絵師の大移動が起こってるとか。
Xの改悪が進むたびに他SNSへの移住騒動はあるし、今回もXに戻っていく人は少なからずいるのだろう。
別にそれは個人の自由だしXが本当のサ終を迎えた時のためにつながりを維持するための避難所を確保しておくのは悪くない、と今は思う。
ぼくも宣伝と情報収集用のアカウントはXに作ったしね。
XにはX、BlueskyにはBlueskyの利点があるので、個々が合うように良いとこどりしたらいいんじゃないかしら。
Xの画像AIに食わせる計画は以前から言われていたし、アカウントを抹消した理由の3割くらいはそれなんだけど、ネットに上げた時点で無断転載も無断利用も無差別AI学習も完全に防ぐことはできないし、一時期ミッドジャーニーとかで遊んだりもしてたぼくとしては、AI学習を完全に阻止できなくてもいいと思ってる。
対策はネットでの公開をやめるくらいしか思いつかないし。
でも公式にAI学習への利用を認めろ、というXの規約に同意はできない。
それとこれとは別の話なんだよね。
最近は音楽とか動画に力を入れててあまり絵は描かなくなったけど、描いてもXに投稿することはもうないと思う。
ただ今朝Xを覗いてみたら昨日ささつづライブの再放送やってたらしくて、見逃しちゃったのはちょっと残念だったり。
BlueskyにはCeVIOプロジェクトの公式アカウントないもんなあ。
でも居心地はBlueskyの方がいいんだよね。
終わりなきスパムやインプレゾンビとの不毛な戦い、思想争いや義憤系ツイートばかり流れてくるXのTLは正直疲れる。
作品の進捗については今MVの3D化を進めてて、ようやくMMDに慣れてきたので近日中に動画投稿できると思う。
まあカバー曲なんだけどね。
そんなこんな。
Synthesizer VのAIシンガーで京都の精華町の看板娘セイカさんこと京町セイカのオーケストラ・コンサートが、彼女のホームである精華町で開演されたので日帰りで行ってきた。
最近は特に長時間労働に苦しむ時間貧乏人なので、往復2万円以上の新幹線代をはたいてオケコンだけ聴いて帰ってくる弾丸ツアーも考えたが、せっかくなのでセイカさんのホームの精華町をのんびり散歩でもするかと朝の新幹線で京都に向かう。
ちなみに上の写真は精華町……の隣の京田辺市の和食屋で食った寿司。
オケコンが開演されるけいはんなプラザの最寄り駅は近鉄線の新祝園駅だったが、お散歩コースの兼ね合いからひとつ手前の下狛駅にて下車。
ミニマムオブミニマムな駅。
自転車旅をしてる時もそうだったんだけど、人の多い観光地とかよりもこういう生活感のある道を散策してる方が楽しい。
妖しげな神社発見。
長い石段。
お賽銭でもして行こうかと思ったけど賽銭箱がなかった件。
今は大量の小銭を両替すると赤字になるらしくてどこぞの神社がお賽銭の最低額を決めてたのは記憶に新しい。
まあ、そういうことなんだろう。
世知辛い世の中だねえ。
めっちゃ田んぼ。
ところどころで見かけるセイカさん。
田園地帯にぽつんと建ってる町役場。
納税に来たよ。
何の花かわからんけどきれい。
こんなところにもセイカさん。
だだっ広い公園。
ひさびさにがっつり歩いたので肉補給。
開演30分前にオケコン会場に到着。
今回はコラボメンバーも豪華。
そういえばタカハシくん最後まで出てこなかったな。
地元民(?)によるセイカさんイラスト。
寄せ書きもあったので細やかながら祝辞を書き記した。
残念ながらホールの中は写真や動画の撮影禁止だったのでコンサートの写真は絶無だが、今回のオケコンはニコ生でも放送されていて10月15日までアーカイブが見れるので、まだ観てない方は是非観てほしい。
【9月15日】歌は時空(とき)を超えて2 京町セイカ with StyleKYOTO管弦楽団オーケストラコンサート
視聴には4500ニコニコポイント(=4500円)必要になるが、値段以上の価値があると思う。
ボカロとはまた違う最新鋭のAI歌唱とフルオーケストラが織りなす前衛的芸術をその目と耳で堪能してほしい。
聴いてみれば全て分かる。
AI歌唱だからベタ打ちだけでプロ歌手みたいな歌声になるかといえばそんなことはない。
最近のAIはベタ打ちでも「それっぽく」歌ってくれはするがそれだけで、人の魂を揺さぶるようなプロの歌手の如き表現を目指すならボカロ同様に「調声」が必要になる。
音声合成界隈の最先端にいるプロのアーティストたちと熟練のオーケストラが織りなす前衛的な芸術品をたったの4500円で堪能できるなんてお得すぎる。
また来年もやるらしいけど、残念ながらその時はたぶんぼくは海外にいると思う。
海外からでも見れるようにまたニコニコでも流してほしいな。
そんなこんな。
ぼくたちのニコニコがついに帰ってきた。
今日の15時という何とも中途半端な時間だったんだけど、ぼくはたまたま謎の体調不良により会社を休んでいたので歴史的瞬間に立ち会うことができた。
早速復活ホヤホヤのニコ動にアクセスだ!
………………
まあ、想定の範囲内というか、むしろ様式美というか。
ニコニコの復活を待ち望んでいた人が(こんな平日の真昼間であるにもかかわらず!)ここを先途と殺到した証左、名誉の503エラーであるとも言える。
公式曰くIDとパスワード、クレカなどの情報流出はなかったらしいけど、万一に備えてなのか、全ユーザーパスワードリセットされてて認証サーバーの方が混み合ってしばらくログインできなかったけど、1時間後くらいにはログインできて動画投稿までできた。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm43891119
ニコニコ復活祝の新曲……ではなく、友人のミュージシャンとの合作曲の動画版。
復活祝いの曲も現在進行系で作ってるけどね。
丸一日ヘビロテするくらいには出来が良い。お楽しみに。
ぼくやニコ厨たちがニコニコ復活で浮かれてる最中、世間はバブル崩壊級の株安で何か大変なことになってるみたい。
株に手を出す金のない貧乏人だから円高になって物価もちょっとは安くなるかなーくらいにしか考えてない。
円安で株価がいくら高くなろうが結局ぼくの給料は増えなかったし。
強いていえば海外放浪旅のチャンスが急接近してきて喜ぶと同時に真面目に貯金してこなかったことを少し悔いている。
だってもう円高になるとか思ってなかったんやもん……
あともうひとつ、結局Blueskyだけだと作品宣伝が不十分だと感じたので、結局Xに作品宣伝用の垢作りました。
https://x.com/OkonominoFujimi/status/1772948922815623292
とはいってもインプレゾンビは相変わらず蔓延ってるし、ツイッター民のヘイトを煽るようなツイばかり流れてきて相変わらず居心地悪い。
情報収集と作品の宣伝くらいにしか使わんと思う。
Xでニコニコの今後について調べてたら夏に企画されてたボカコレが中止になってて代わりに「ぼかえり2024夏」とかいう企画が立ち上げられてた。
投稿期間が1カ月あるから新曲も余裕で間に合いそう。やったね。
https://x.com/the_voca_colle/status/1818896201032647054
そんなこんな。
結論から言うと、マイクロソフトの手によってWindows 11ユーザーの全データが吹っ飛びかねない改悪が行われようとしている。
Windows 11 Homeの次期バージョン、BitLockerを自動で有効化へ
ニコニコ動画がランサム攻撃によってシステムを破壊され、急ピッチで再構築を余儀なくされているのは記憶に新しい。
知らない人のために一応説明しておくと、ランサム攻撃というのはクソハッカーが企業とかのシステムに何らかの方法で侵入し、データを勝手に暗号化して使えなくして「暗号化解除してほしかったら金よこせ」などと身代金せびったりする犯罪のことです。
そういった攻撃は今までにも行われてきたわけですが、今回はマイクロソフトが Windows 11 の次期バージョンでこれをやるというもんだから全Windowsユーザーが標的になるわけで、だからみんな気をつけようね、と警鐘を鳴らしているわけです。
Windows OSがCドライブなどのストレージを暗号化する機能「BitLocker」自体はWindows Vistaの時代から上位版に実装されてて、ニコニコみたいな企業とか大金を動かす金持ちにとっては有用なんだけど、犯罪者にとって一般ユーザーのデータに大した価値なんかないし、特にぼくみたいなクリエイターにとっては
データ消滅リスク >>>>>(越えられない壁)>>>> データ流出リスク
なので、完全にありがた迷惑なわけです。
BitLockerが有効になってるかどうかは、以下の手順でチェックできます。
①Windowsマークの横の検索欄に「cmd」と入力。
②コマンドプロンプトが出てきたら右クリックして「管理者として実行」を選択。
③「manage-bde -status」と入力すると、各ドライブがBitLockerで暗号化されてるか確認できる。
Conversion Status が Fully Decrypted になっていれば暗号化されてないよってことなので問題ない。
もしドライブが暗号化されていて解除したいなら、まだぼくは実行してないが下記サイトが参考になる……かも。
[Windows 11] BitLocker ドライブ暗号化を有効 / 無効にする
もちろんBitLockerの場合、ドライブが暗号化されたからってすぐに使えなくなるわけではない。
問題は何らかのトラブルでWindowsをインストールし直したり、PCが壊れて買い替えたりした時に起こる。
たとえば外付ハードディスクに大切なデータのバックアップをとっていたとして、回復キーを知らなければ、そのデータは未来永劫使えなくなる。
メーカー製PCでBitLocker(もっと正確にいうとUEFIのストレージ暗号化フラグ)が有効化されている場合、初期設定ウィザードで設定したMicrosoftアカウントに自動的に回復キーが保存されるようになっている、らしい。
ので、MSアカウントを使わずにPCを使っていたり、パスワード忘れたとかでMSアカウントにログインできなくなったりしないかぎりは論理上は問題ない。
ただマイクロソフトも人間の集合体なので何らかの不具合によって回復キーが保存されない可能性はあるし、パスワードマネージャーを使ってパスワード管理してるぼくもアプリの誤作動か誤操作か何かでSNSにわけわからずログインできなくなった経験があるので、うっかりすると全データ消滅につながりかねないBitLockerはリスクがでかすぎる。
ましてやネットでクレカとかネットバンク使ったりしない中高年層なんて流出して困るデータなんてないだろうし、そんな人たちまで一律でストレージ暗号化するとかゴキブリ退治のために核兵器使うくらい意味わからん。
Windows 10の出来が良かったので最近は「マイクロソフトもやるやん」って見直してたけど、やっぱこういうところは相変わらずポンコツというかセンスがなさすぎる。
またマカーに戻ろうかなあ……