ぼくの使ってるMIDIキーボードは3年くらい前にDTMを始めた時に買ったM-AUDIOの8000円くらいのやつなんだけど、1年くらい前からピッチホイールが壊れたのか、時々トラックの音程が変に上ずってしまう不具合が出るようになった。
そこでピッチホイールをDAW側で無効化する、より正確に書けばMIDIキーボードから送られるピッチの情報だけ遮断する方法はないものか、と、インターネッツで小一時間サーフィンするも日本語の情報は案の定出てこなかった。
MIDIキーボード買い替えれば解決するんだけど、他の機能は使えるのにわざわざ捨てるとかもったいないと貧乏性が発動し、英語で色々調べた結果ぼくの求める情報を見つけ出すことに成功した。
Pitch Bend Control - plugins to alter, assign or disable MIDI Pitch Wheel
MIDIキーボードのキーやモジュレーションホイールといった他の機能は活かした上でピッチホイールだけ無効化するにはREAPERのデフォルトプラグインだけでは不可能なので、拡張機能をインストールする必要がある。
ReaPack: Package manager for REAPER
まずはReaPackという拡張プラグインの管理機能をインストール。
ReaPackの検索画面で「pitchwheel」と打つと「PitchWheel Control Center」というのが引っかかるのでそれをインストール。
終わったらいったんDAWを再起動。
プラグイン検索で「JS PitchWheel Control Center」を探してお気に入りの音源の手前に追加。
Output Range UPとDNなるステータスがあるので、そこを「0」にする。
これでモジュレーションホイールは活かしたままピッチホイールを無効化できた。
REAPERはコスパに優れ、ぼくの知る中で最も自由なDAWだと思っているが、いかんせん日本語情報に乏しいので今回のようなトラブル発生時には英語での情報検索を余儀なくされてしまう。
CubaseやStudio Oneといった日本人ユーザーの多いDAWは己が直面するトラブルは大抵先人が対策を見つけて日本語で情報共有してくれていたり、何なら公式がトラブルシューティング情報を出してることもあるので、そういった面では楽だと思う。
まあなければ書けばいいわけで、数あるDAWの中から敢えてREAPERを選択した物好きの一助になればと思い、こうしてインターネットの極北の僻地に読まれるかもわからない情報を書き残しておく。