以前に参加したコンピ「終末コンピレーション『終末branchout』」でお世話になった夕立P主催のコンピに再び参加させていただいた。
その名も……
終末×紀行コンピ『終末Travelers』
2024年春のM3とニコニコ超会議に出品しててそのタイミングで宣伝記事を書くべきだったんだけど、まあ、コロナで死んでたので……
最近BOOTHとBandcampでの通信販売も開始したとのことでこの場で宣伝です。
Bandcampの方では各トラックを個別に試聴、購入もできるので気に入った楽曲だけほしい! という方もぜひぜひ。
CD版は1000円、DL版は500円となります。
歌モノとインスト(楽器のみ)が半々くらいでジャンルもバラバラで、前作同様バラエティ豊かな、良い意味でカオスなアルバムとなっております。
ぼくは6番目の「亡き世界へのレクイエム」という曲で参加してます。
どんな曲かは実際に曲を聴いてほしいんですが、前回のコンピ曲同様めちゃくちゃ暗いですw
ボーカルは前回と同じCeVIOのゆかりさん。
何というか彼女の歌声は暗い曲との親和性が高い気がする。
最近2.0版のソングボイスがリリースされて、ベタ打ちでもあまり追加の調声が要らなくなったというか、より滑らかに人間らしく歌うようになったように思う。
伴奏は前回はほぼシンセのみの近未来的なものでしたが、今回はパイプオルガンのみ。
楽器をひとつに絞った弾き語りスタイルの曲は初挑戦でしたが、試みは成功したといっても差し支えないです。
根拠は完成曲をぼくが自然とヘビロテしたからです。
第一のリスナーであるぼくがヘビロテしたくなるかどうかは、楽曲の完成度を示すひとつの指標だと思っている。
終末コンピについてですが、終末Recordsというブランドを出していて今後も定期的にアルバムを出していく方針のようなので、ぼくもまた参加すると思います。
お楽しみに。
MMDとは「MikuMikuDance」の略で、ネット上に無数に配布されてるキャラクターを手軽に動かしてダンス動画とかが作れる素晴らしいツールです。
で、ぼくのような一次創作フリークスはオリジナルキャラのモデルを作って動かしてみたいと考えるのですが、3Dモデルを1から作るのはなかなかハードルが高い。
そこでVROIDの出番です。
VROIDはネトゲのキャラクリのような手軽さでオリジナルキャラを作れる素晴らしいツールです。
開発元はお絵描き投稿サイトで有名なあのPIXIVだそう。
で、ここで作ったモデルをどうMMDに導入するかですが、まずここからVRMというファイル形式で書き出しします。
MMDはVRMファイルに対応してないので、ここからPMXというMMDで使えるファイル形式に変換する必要があります。
VRM2PmxConverter という有志が開発したこれまた素晴らしいツールが存在するのでこれを使わせていただきます。
モデルを読み込ませて「Convert to PMX」ボタンを押すだけ。
自分でモデリングしてみるとわかるのですが、本来ならモデルを作ったらそれで終りではなくボーンとか剛体とかの難解な設定が必要なのですが、そのへんの設定も全部やってくれます。素晴らしいね。
ただぼくのモデルの場合、こんな感じに髪の色がファンキーなことになってしまうようなので、これを修正します。
色々情報を漁って試行錯誤しましたが、テクスチャを直接いじるのが一番てっとり早そうです。
何か適当な画像編集ソフトでテクスチャを開きます。
一番左の本来の髪の色でこんな感じにコピペして全部塗りつぶします。
無事解決。やったぜ。
ちなみにこれはPMXエディタというMMD用のPMXモデルを編集するためのツールで、モデルの見栄えとかボーンや剛体の設定とか細かく色々いじれます。
あとはMMDにPMXモデルを読み込ませて、ネット上にある膨大な宝の山(有志の制作したステージやモーションなど)から好きなものを拝借して読み込ませるだけ。
これだけで自キャラのモデルが可愛らしく踊ってくれます。
うーん。素晴らしい。
ちなみにVROIDでオリキャラモデルを作る場合、アクセサリーの自作が難しかったり(できなくはない)、顔立ちが似たような感じになりやすいので、こだわりの強いクリエイターは3Dモデリングソフトを使って改造したりします。
やり方は色々ありますが、ぼくの場合はVROIDからVRMファイルで書き出してそれをメタセコイアという3Dモデリングソフトにインポートして改造します。
メタセコイアは国産の3DモデリングソフトでMMDユーザーに使用者が多く、モデリングに特化しているためBlenderなどの統合3D制作ソフトに比べて操作がシンプルで使いやすいです。
また、追加プラグインなしにVRMやPMDファイルの読み書きに対応してる点も魅力です。
ぼくのアバターのフジミちゃんは鼻立ちが割とくっきりしてて、VROIDの設定を色々いじって再現を試みたのですが結局満足のいく仕上がりには至らず。
編集が完了したらまたVRMファイルとして書き出して、あとはそれを上記の方法でPMXに変換するだけです。
いやはや、たくさんの有志の方々が神ツールを無償公開してくれるおかげで本来なら年単位で制作するような3D動画も簡単に作れてしまう。
素晴らしい時代になったもんです。
前回参加した終末コンピ(主催:夕立P)の続編コンピに無事楽曲提出して束の間、今度は別のコンピ向けに曲を作っていたのだが、本日コンピ曲のReaperプロジェクトファイルを開こうとしたらDAWが途中で落ちるトラブル発生。
ファイルの破損か? とバックアップされた古いファイルを開いても結果は同じ。
ちょくちょく上書き保存に失敗してtempファイルを自動生成するトラブル起きてたんだけど、完全に開けないのは初めてだ。
Reaper crashes when opening particular project file
公式のフォーラムに同事象っぽい書き込みを発見。
プラグインが原因でDAWが落ちることはよくあるので、Reaperには全てのプラグインを無効化してファイルを開くセーフモードみたいな機能が搭載されているらしい。
いつも通りに File > Open project で……
Open with FX offline (recovery mode)という項目にチェックを入れればOK。
問題なく開けた。
どのプラグインが原因なのか1つずつ消して確認してみたんだけど、UVI Workstationを消したら無事に起動できた。
でも再度UVIのプラグインを追加して試しに保存してみたら問題なく起動できたからミステリー。
正直プラグイン起因なのかもよくわからん。
まあプロジェクトファイル自体が死んでなかったのは救いだった。
しかしReaper、こういう時は日本語情報の少なさが仇となるので英語で検索するスキルがないと詰むね。
有志が用意した日本語パッチはあるんだけど、英語苦手な人にはFL Studio同様あんまりオススメできない。
Reaperで無料の優秀なプラグインかき集めて「予算1万円で始めるDTM」みたいな記事書こうか考えてたんだけど、正直意味ない気がしてきた。
ふいにポテチの破片が口内に突き刺さり出血するという珍事。
文明の恩恵の上に胡座をかき、命をもらい受けるリスクに鈍感になった堕落の代償か。
ところで、表題にもあるとおり本格的に歌唱力をつけるためにお歌の教室に通うことにした。
マンツーマン故に月2回で1万円以上と安くないが、体験レッスンに行ってみてたった1時間で声が劇的に変わったので値段以上のリターンがある。たぶん。
実のところボーカル教室に通うのはこれが初めてではなく、実は何年か前に友人と一緒にカラオケ上達のために別の教室に通っていたことがある。
その時は単にカラオケ上手く歌えたら楽しいな、くらいに考えてて作曲する習慣がなかったから数ヶ月くらいでやめちゃったけど。
ボーカルはミクたちに任せて己は作曲に専念するつもりだったけど、最近は気が変わって彼女らと一緒に歌いたいと思うようになった。
しばらくカラオケやってなかったから忘れかけてたけど、歌うのって楽しいよね。
あとボーカル教室の先生ピアノがめちゃくちゃ上手い。
最近あまり作曲じゃ使ってなかったMIDIキーボードだけど、ひさびさに使ってみたらやっぱり音を奏でるのって楽しい。
作曲での音の確認ができればいいかなくらいに考えてたけど、自曲の演奏とかできたら楽しそう。
なのでお歌の練習に加えてMIDIキーボードの練習もしようかと思う。
DTMだとピアノ以外にもオルガンとかシンセとか色んな音で練習できて面白い。
まずはハノンからやってみよう。
会社と家を往復するだけの社畜生活でブログのネタになるような出来事などそうそう起こらない。
早く毎日がキラキラしていた旅人時代に戻りたい。
DTMにおいて音源とかプラグインの紹介というか宣伝記事はたくさんあるけど、ここではぼくが実際の制作でよく使ってるプラグインを独断と偏見で紹介していこうと思う。
音源もプラグインも最終的には他人のレビューを読むより体験版を落として実際に使ってみて確認するのが大事だけど、まあそのきっかけくらいになれば。
今回紹介するのは Xfer Records の SERUM というシンセサイザーです。
DTM界隈じゃ定番の人気シンセで、どこの比較サイトでも人気トップ3には入ってると思う。
この曲とか、ノリノリのダンスミュージック作品ではほぼ毎回使ってます。
ウェーブテーブルという、ひと言で言えば原音の波形を自在に変化させられるタイプのシンセで、オシレーターの自作もできるのでかなり幅広い音色が作れます。
傾向としてはどちらかといえば現代的なデジタルサウンドという感じ。
レトロなアナログシンセの音が欲しい人には向かないかも。
値段はこの記事を書いてる現在公式サイトだと189米ドル。
今のドル円レートだと27000円くらい。
ぼくが買った時は円安が進む前だったので2万ちょい。
90%OFFとかのアホみたいなセールが絶えないDTM界隈だけど、このSERUMは人気シンセだからかセールをほぼ行わないことで有名。
体験版は公式サイトだと15分の使用制限、Spliceだと3日までは無料で使い放題。
SpliceはRent-to-ownという分割払い方式で、27000円が鼻クソという石油王以外にはこちらがおすすめ。
満額まで払えば自分の物になるし、自分に合わなかったりもっと良いシンセ見つけたりしたら途中解約もできる。
ウェーブテーブルタイプのシンセは他にもあるけど、SERUMの魅力は洗練されたUIと多彩な内蔵エフェクト群がもたらす音作りのしやすさ。
また、定番シンセ故に使い方の解説もネット上にたくさんあるし、サードパーティ製プリセットも豊富に販売されているので、音作りめんどくてプリセットから使いたい人にも向いてる。
シンセでの音作りに関しては良い学習方法があって、まずこんなふうに2つシンセを並べて、片方をプリセットに、もう片方を初期化。
プリセットに合わせてツマミを回してコピーを何個か作っていくと、どこをどう動かせばどんな音になるのかわかるようになります。
LFO(ツマミを規則的に動かしたりする仕組み)をかけるには、LFOを選択した状態でターゲットのツマミ、パラメータへドラッグアンドドロップ。
するとツマミがこんなふうに変化して、何か動くようになります。
左上の視力検査みたいな小さいアイコンをクリックして動かすと、ツマミの可動範囲を変えられるよ。
エフェクトもたくさん。クオリティも素晴らしい。
自作プリセット1。使いどころは不明。
自作プリセット2。リードに使えそう。
自作プリセット3。アンビエント系の曲に使えそう。
音をループ再生しながら適当にツマミをいじってるだけで時間が溶ける。
酒のツマミに最適、なんちて。