異変に気づいたのは6日ほど前。先週の火曜日だ。
何となく身体が重く、寒気がする。喉には違和感。
ああ。これはとうとう、ぼくもババを引いてしまったか。
体温計の数字は37.3℃、しかしこんなもんでは済まないだろうことは容易に予測できた。
なぜならその数日前に家族がコロナと診断されたにも関わらず出社してきたバイオテロリストがいたからだ。
会社に問い合わせたところ、コロナでも医師の証明があれば傷病手当金をもらえるとのことだったので、早く直すためにも医療機関を受診し、検査したところ案の定の陽性。
これを書いてる4/29現在、もう熱は下がり、ブログ記事が書けるくらいには病状は落ち着いたが、まだちょっと声を出しただけで無限に咳が止まらなくなるくらいには喉が死んでいる。
ボイトレやカラオケはしばらくできないだろう。
最初の3日間は40度近い高熱が続き、弱毒化したとはいえ10年くらい前にかかったインフルよりも強烈だった気がする。
ぼくがコロナに罹ったのはたぶんこれが初。
今までも無症状だっただけで実は感染していたのかもしれないが。
しかし最近Xのアカウントを抹消したせいもあって世情に疎くなっており、今は5日分のコロナの治療薬が3割負担でかなりの高額になっていることを知らなかった。
コロナの特効薬、ゾコーバ錠。
お値段びっくり1粒7400円。
全部じゃないよ、1粒7400円。
今回処方されたのは7粒だったので総額は5万円強。
ミドルレンジのスマホが買えちゃう。
3割負担だと16000円ちょいだけど、それでも1回の処方でこれはなかなかしんどい。
そのあまりのお値段に、薬屋が処方前に所持金の確認までしてくる始末。
たぶん払えずに断る人とかいるんだろうな……
最近のコロナは肉体だけでなく預金残高にまで深刻なダメージを与えに来るらしい。
凶悪すぎる。
【追記】
そういえばコロナ陽性だったにもかかわらず味覚障害にはなってない。
おかげで今日もUberで注文したビッグマックが美味しかった。
以前の記事で両声類シンガーに憧れて女子声を出す練習を始めた、という話をした。
色んな両声類の人の講座を参考にあれこれ試しながら毎日ちょっとずつ練習を続けて早4カ月。
今ではこのくらいの声は出るようになった。
ボイチェンの類は一切使ってない。
裏声をベースにしてるせいか、ちょっと幼い感じ。
理想とは少し方向性が違うけど、まずは自分の出しやすい女子声を伸ばした方が良いらしいのでたぶんこの路線でいくと思う。
声自体出るようになってもまだ話したり歌ったりすると崩れちゃう。
壁があるのはたぶんこの先じゃないかな。
美少女シンガーソングライターへの道は高く険しい……
ぼくの地声はかなり低い方だけど、それでも数カ月練習すればこのくらいの声は出るようになるみたいです。
人によっては1日で出せたり、逆に1年くらいかかったりと習得期間は本当に人それぞれだそう。
以下は参考にした講座(一部)。
・【女声講座】元ダミ声が教えるゼロから始める女声!【両声類】
同人誌や同人ゲームなどの大手ダウンロード販売サイト・DLSiteがどこぞのカード会社の圧力で事実上の表現規制に走ったことが騒動になってる。
DLsite、クレカ会社の要請で過激表現を「ひよこ」「虫えっち」などに変更 - KAI-YOU
DLsiteの説明によると「クレジットカード決済が全体の半数超であり、ユーザー・サークルへの影響を鑑みて、クレジットカード会社からの要請に応じることにした」とのこと。
最近クレカ会社が撤退をチラつかせて表現弾圧を仕掛ける経済的検閲と呼ばれる蛮行が蔓延っている。
最近だとニコニコ動画がマスターカードとバトって決別した事件が記憶に新しい。
あれ以来ぼくはニコニコのプレミアム会員であり続けているし、マスターカードは一切使わず財布の奥で眠っている。
DLSiteの対応については賛否あり、隠語を使う回避策をとったことでクリエイターの商取引の場を守ったと考える向きもあるが、ぼくの考えは違う。
営利企業だから社員を食わせるために「大人の選択」をしなければならない事情があるのはわかる。
実際ぼくはDLSiteでコンテンツを売るクリエイターじゃないし、買い物はCeVIOやSynthesizer V等の音声合成ソフトくらいで、成人向けコンテンツは買ってない。
なので今回の件で実害はない。
だが成人向けコンテンツが規制されても自分には関係ない、とは思わない。
規制しやすいマイノリティから潰していくのは表現規制派の常套手段であり、ここで成功体験を与えてしまえばいずれハリウッドのように一般向けコンテンツにも食い込んでくるかもしれない。
彼らが何のためにそんなことをするのか。
自分たちのブランドイメージを保ちたい、美しい社会を実現したい(そのためには薄汚いエロコンテンツを排除しなければ)、単なる金儲けや票集めのパフォーマンス、など動機は様々だろう。
私企業による表現の検閲、弾圧行為を認めてはならない。
諸悪の根源はカード会社だが、それに同調した企業にも断固たる対応をとる。
DLSiteが方針を撤回しない限り、もうDLSiteで買い物をするつもりはない。
今後VocaloidやCeVIO、Synthesizer Vの新音源が出たら多少割高になっても他のサイトで買う。
木っ端庶民ひとりにできることはたかが知れているし、ぼくがカードブランドや通販サイトをボイコットしても彼らにはほとんどダメージはないし、現状は何も変わらないだろう。
単なる自己満足でしかない。
だけど、もしこの記事を読んだ人の中にぼく同様に表現弾圧に憤っている人がいて、自分にできる範囲でささやかな抵抗を実践してくれる人が1人でもいたなら、その限りではない。
もしあなたが日本のアニメや漫画、ゲーム等の文化が大好きで、ハリウッドのようなポリコレによる衰退を望んでいないなら、一緒に戦いませんか?
インターネット上でカード会社や通販サイトに抗議とボイコットの意思表明をする、実際にカードの使用や買い物をやめる、表現の自由を守る署名活動や議員の支持活動、ニコ動やDMMのようにカード会社と戦い決別した企業を買い支える、などなど。
個人にできる、どんな小さな抵抗でもいい。
個々の力は小さくても、数が増えればそれは声となり、何かを変える力になるかもしれない。
DLSiteとて、どこかのカード会社が撤退しても他のカードや決済方法で買い支えると表明するユーザーが増えれば、考えを改めるかもしれない。
しかしこんなことが立て続けに起こるようじゃ、キャッシュレス社会なんて地獄でしかないね。
現金決済メインのコミケみたいな闇市……いや、即売会は、ある意味クリエイターの最後の砦なのかもしれない。
【2024/4/3追記】
【重要】Visa、Mastercardをご利用のお客様へ DLsiteサービスインフォメーション
どうやらDLSiteが方針変更したらしい。
今後ともよろしくお願いいたします(掌返し)。
VISAもボイコットだなこりゃ。
ドラゴンボールやドラクエなど数多くの名作を世に送り出してきた偉大なクリエイターにしてぼくの創作の原点である鳥山明先生が急逝された。
父が鳥山先生の大ファンで、毎週ジャンプを買ってきたりアニメも欠かさず見ていてぼくもドラゴンボールにハマり、鳥山先生の絵を真似て寝食を忘れて画用紙にひたすら模写を繰り返しているうちにオリジナルのキャラとかも描き始めるようになり、創作する歓びを知った。
鳥山先生がいなければ、クリエイターEninは存在していなかったかもしれない。
それだけ大きな存在だった。
慎んでお悔やみ申し上げます。
どうか安らかにお眠りください。
しばらく喪に服す意味でサイトの配色をダークモードのみにします。
2ヶ月くらい前からボイトレを毎日続けている。
何年か前にヒトカラにハマってたんだけど、そのうち飽きてやめてしまった。
そもそも自分の声があまり好きになれなかった。
でも昨年末、とある動画を見つけて衝撃が走った。
【LIVE】音楽ライブ「バ美肉紅白2023」ボイチェンVS両声類 メタバース天下分け目の歌合戦【12/23@cluster】
何だ、これは……
人間の声って、訓練次第でこんなに変わるもんなのか。
男性でありながら女性の(あるいは女性でありながら男性の)声を出す人々のことを「両声類」と呼ぶらしい。
見ていて脳がバグった。
この世界が実は平面じゃなくて球体だったと知った時の昔の人々も、こんな気分だったのかもしれない。
もちろんこの動画で歌ってる彼らの声が、元々の才能の上に血の滲むような努力の果てに会得した声だというのは想像に難くない。
中でも特にすごかったこのhalさんはもう女声歴15年らしい。
まさに一念岩をも徹す、である。
ボーカロイドやCeVIO、SynthVで作曲をしながらも、心のどこかで彼女たちと一緒に歌いたいと思っていた。
もしかしたら、その夢が叶うかもしれない。
そんな希望を胸に年単位の鍛錬で目標であるhalさんのような美声を手に入れるべく、毎日試行錯誤して録音した己の声を聴いては現実に打ちのめされている。
でも練習の成果は少しずつ出てきている。
もしこの記事を読んで両声類に興味を持った人は、下記の書籍を強く推奨する。
自分の声が好きになれないなら、好きになれる声にしたらいい。