ENIN LOG

Enin Fujimi の創作活動や近況報告、その他雑記。

2024/5


May 11 2024

終末×紀行コンピ『終末Travelers』

以前に参加したコンピ「終末コンピレーション『終末branchout』」でお世話になった夕立P主催のコンピに再び参加させていただいた。

その名も……

 

終末×紀行コンピ『終末Travelers』

 

2024年春のM3とニコニコ超会議に出品しててそのタイミングで宣伝記事を書くべきだったんだけど、まあ、コロナで死んでたので……

最近BOOTHBandcampでの通信販売も開始したとのことでこの場で宣伝です。

 

Bandcampの方では各トラックを個別に試聴、購入もできるので気に入った楽曲だけほしい! という方もぜひぜひ。

 

CD版は1000円、DL版は500円となります。

 

歌モノとインスト(楽器のみ)が半々くらいでジャンルもバラバラで、前作同様バラエティ豊かな、良い意味でカオスなアルバムとなっております。

 

ぼくは6番目の「亡き世界へのレクイエム」という曲で参加してます。

どんな曲かは実際に曲を聴いてほしいんですが、前回のコンピ曲同様めちゃくちゃ暗いですw

 

 

ボーカルは前回と同じCeVIOのゆかりさん。

何というか彼女の歌声は暗い曲との親和性が高い気がする。

 

最近2.0版のソングボイスがリリースされて、ベタ打ちでもあまり追加の調声が要らなくなったというか、より滑らかに人間らしく歌うようになったように思う。

 

伴奏は前回はほぼシンセのみの近未来的なものでしたが、今回はパイプオルガンのみ。

楽器をひとつに絞った弾き語りスタイルの曲は初挑戦でしたが、試みは成功したといっても差し支えないです。

 

根拠は完成曲をぼくが自然とヘビロテしたからです。

第一のリスナーであるぼくがヘビロテしたくなるかどうかは、楽曲の完成度を示すひとつの指標だと思っている。

 

終末コンピについてですが、終末Recordsというブランドを出していて今後も定期的にアルバムを出していく方針のようなので、ぼくもまた参加すると思います。

お楽しみに。


May 05 2024

VROIDのオリキャラでMMD

MMDとは「MikuMikuDance」の略で、ネット上に無数に配布されてるキャラクターを手軽に動かしてダンス動画とかが作れる素晴らしいツールです。

 

で、ぼくのような一次創作フリークスはオリジナルキャラのモデルを作って動かしてみたいと考えるのですが、3Dモデルを1から作るのはなかなかハードルが高い。

そこでVROIDの出番です。

 

 

VROIDはネトゲのキャラクリのような手軽さでオリジナルキャラを作れる素晴らしいツールです。

開発元はお絵描き投稿サイトで有名なあのPIXIVだそう。

 

 

で、ここで作ったモデルをどうMMDに導入するかですが、まずここからVRMというファイル形式で書き出しします。

 

MMDはVRMファイルに対応してないので、ここからPMXというMMDで使えるファイル形式に変換する必要があります。

VRM2PmxConverter という有志が開発したこれまた素晴らしいツールが存在するのでこれを使わせていただきます。

 

 

モデルを読み込ませて「Convert to PMX」ボタンを押すだけ。

自分でモデリングしてみるとわかるのですが、本来ならモデルを作ったらそれで終りではなくボーンとか剛体とかの難解な設定が必要なのですが、そのへんの設定も全部やってくれます。素晴らしいね。

 

 

ただぼくのモデルの場合、こんな感じに髪の色がファンキーなことになってしまうようなので、これを修正します。

色々情報を漁って試行錯誤しましたが、テクスチャを直接いじるのが一番てっとり早そうです。

 

 

何か適当な画像編集ソフトでテクスチャを開きます。

 

 

一番左の本来の髪の色でこんな感じにコピペして全部塗りつぶします。

 

 

無事解決。やったぜ。

ちなみにこれはPMXエディタというMMD用のPMXモデルを編集するためのツールで、モデルの見栄えとかボーンや剛体の設定とか細かく色々いじれます。

 

 

あとはMMDにPMXモデルを読み込ませて、ネット上にある膨大な宝の山(有志の制作したステージやモーションなど)から好きなものを拝借して読み込ませるだけ。

 

これだけで自キャラのモデルが可愛らしく踊ってくれます。

うーん。素晴らしい。

 

ちなみにVROIDでオリキャラモデルを作る場合、アクセサリーの自作が難しかったり(できなくはない)、顔立ちが似たような感じになりやすいので、こだわりの強いクリエイターは3Dモデリングソフトを使って改造したりします。

 

やり方は色々ありますが、ぼくの場合はVROIDからVRMファイルで書き出してそれをメタセコイアという3Dモデリングソフトにインポートして改造します。

 

メタセコイアは国産の3DモデリングソフトでMMDユーザーに使用者が多く、モデリングに特化しているためBlenderなどの統合3D制作ソフトに比べて操作がシンプルで使いやすいです。

また、追加プラグインなしにVRMやPMDファイルの読み書きに対応してる点も魅力です。

 

 

ぼくのアバターのフジミちゃんは鼻立ちが割とくっきりしてて、VROIDの設定を色々いじって再現を試みたのですが結局満足のいく仕上がりには至らず。

 

編集が完了したらまたVRMファイルとして書き出して、あとはそれを上記の方法でPMXに変換するだけです。

 

いやはや、たくさんの有志の方々が神ツールを無償公開してくれるおかげで本来なら年単位で制作するような3D動画も簡単に作れてしまう。

 

素晴らしい時代になったもんです。