制作に必要なDAWと音声合成ソフトについて話したので、今日はどうやって歌を作っていくかの話をします。
ぼくの友人の天才作曲家は頭の中にふと突然フレーズが降ってきて自然と歌を口ずさむそうですが、ぼくにはそんな才能はないので、凡人でも歌を作れるようなやり方を考えました。
もっとも今後試行錯誤を重ねてもっといいやり方が見つかれば改良するので、こんなやり方もあるんだな、くらいに思っといてください。
工程は以下。
①仮の歌詞を考える
②1パート分の仮の伴奏をDAW上で作る
③伴奏に合わせて歌詞を打ち込み、気に入ったフレーズになるまで改良していく
最初は4~8小節くらいの短い歌から入って、慣れてきたら徐々に長くしていけばそのうち3分とか5分くらいの曲も作れるようになると思います。
▼工程① 仮の歌詞を考える
リズムとか曲の展開とかはこの時点ではあまり深く考えず、勢いに任せてとにかく書きます。
文量としては余裕をもって2~3曲分くらい。
その方が後で推敲する時に楽なんですね。
全部平仮名なのは音の数がわかりやすいという理由から。
エディタは主にGoogle Documentを使ってます。
間違えて上書きしても過去の履歴から復旧できたり、スマホからでも簡単に入力できてPCと連携できたりと色々便利です。
ポイントとしては「直した過程を残しておく」こと。
今良くないと思ったフレーズでも後から別のアイデアと化学反応を起こして神アイデアに化けることもあるので、素材の蓄積は多ければ多いほど良い。
▼工程② 1パート分の仮の伴奏をDAW上で作る
8小節くらいの短い仮伴奏をDAW上で作ります。
使う楽器はピアノだけの時もあれば、ドラム&ベース&ギターといったバンド構成の時もあります。
仮の伴奏なので、コードとリズムをだいたい定める、くらいの適当さでサクッと作ります。
音源によっては短い伴奏のフレーズが最初からプリセットとして用意されていたりするので、そういうのを活用することも多いです。
▼工程③ 伴奏に合わせて歌詞を打ち込み、気に入ったフレーズになるまで改良していく
②で作った伴奏に合わせて歌声を作っていきます。
Synthesizer Vなら、VSTプラグインとしてDAW内に読み込み、直接歌詞を入力していきます。
CeVIO AIはVST版がないので、伴奏データを一度WAVに出力してエディタ側で読み込みます。
あくまで仮の歌詞と仮の伴奏なので、ここからがスタート。
気に入ったフレーズになるまで、原型がなくなろうが構わず歌詞も伴奏も改良していきます。
リズムを変えてみるとかコードを変えてみるとか、右肩上がりの音程を逆に右肩下がりにしてみるとか。
とにかく思いつくままに閃いたアイデアを試しまくります。
「お! いいじゃん」というフレーズができたら、次のパートに進みます。
これを完成まで繰り返します。
行き詰まったら思いきって全没にしてまったく別のフレーズを作ることも良くあります。
コツとしては、スケールを意識した音階を心がけるとうまく行きやすいです。
たとえばCメジャー or Aマイナースケールの曲ならピアノの白鍵ばかり使うとかそんな感じ。
感覚で曲を生み出す天才もいますが、スケールとかコードとか五度圏表とか、音楽理論の初歩だけでも学んでおくと曲作りのハードルはだいぶ下がると思います。
音楽理論についてはすでに分かりやすく解説してくれてるサイトがあるので、ぼくの勉強したサイトのリンクを貼っておきます。
興味のある人は読んでみると良いです。
それでは、良きDTMライフを。
1: あーちゃん 2023/09/02 18:24:18
このサイト私もよく読んでるな~!
やっぱりみんな通るんだろうね!
2: Enin◆uULIjHrWTY 2023/09/03 16:51:15 [削除]
音楽理論とかで検索すると真っ先に引っかかるよね。
充実しすぎててもはや改めて記事を書く気が起こらない笑