
ボカコレとは年2回開催されるボカロPにとって最大の投稿祭、全国大会ともいうべき一大イベントである。
ぼくが参加するのは3回目。
オリジナル曲部門だとルーキーとTOP100の2カテゴリあって、ニコニコ初投稿から2年以上経ってるぼくは今回もTOP100で参戦した。
タイトル「杉罪 - SUGUILTY(スギルティ)」
オペラを作ってたつもりが何か暴れん坊将軍とか北島三郎とか呼ばれるような演歌っぽい歌ができました。
結果は前回と同じく最終で圏外。
前回のボカコレ終了直後の数字。
今回のボカコレ終了直後の数字。
再生数、コメントやいいね数、マイリス登録数の全てで前回を上回った。
また、1時間毎にランキングのスクショを保存していた人がいて、確認したら一時的にではあるが2回ほど50位まで浮上していたことが発覚。
最終で残るにはランクインし続けることが必要ではあるが、前回はかすりもしなかったので大きな前進、成功の部類といえる。
今回も前回と同様にニコニ広告と期間中のSNS営業活動に力を入れた。
ボカコレ期間中はこんな感じで他の参加者から自薦他薦問わず曲を募っている人がたくさんいるんだけど、こういう人々に自分の曲をガンガン推して推して推しまくった。
反応があるかどうかは正直人によるし、あんまり連投するとシャドウバンなどのリスクもあるんですが、けっこうな人が聴いてくれたりいいねやコメント、マイリス登録をしてくれました。
義理でそうしてくれた人も中にはいたかもしれないが、自己皇帝感の塊なので全員ぼくの作品に魅了され、心の底からいいねコメントマイリス登録してくれたことにします。
正直、こうやって作品を届ける努力をしなかったら、たぶん再生数もいいね数も半分も行かなかったと思う。
純粋に作品のクオリティで勝負できるならもちろんそれが理想なんだけど、現実は甘くない。
多くのPが自分の渾身の作品をリスナーに届けようと必死だった。
泥臭く自薦しまくってリスナーの耳の奪い合いをしていた。
ランキング上位に常駐してる人ですらそういうことをしてるのに、ぼくみたいな無名Pが何もしなかったら、リスナーを奪われて埋もれてお終いなのは想像に難く無い。
せっかく魂削って作った曲なんだから、1人でも多くの人に聴いてもらいたい。
そのためならできることは何でもやる。
売り込みをしながら応募の来た人の作品を解析して曲やMV作りの今後の参考にすることも忘れない。
自分が普段聴かないジャンルの曲だったり、ビートや展開が独特だったり、MVについても画面作りが斬新だったり、中にはMV撮影のために渋谷から横浜まで歩いた人とかもいて面白かった。
色んな作品に触れているうちに、次の作品の構想も湧いてきました。
やはりインプットって大事。
今回反省点があるとすれば、投稿がけっこうギリギリになってしまったことですね。
投稿日時の古い方に表示させるために1カ月前に予約投稿を行うべきだったと前回学んだことをすっかり忘れていた。
そして先日のWondershareとのトラブルで急遽映像編集ソフトをFinal Cut Proに変更したのもMV制作の遅れにつながった。
正直ボカコレの後でやれば良かったと思う。
人間は愚か。
次のボカコレは8月下旬に開催されるらしいので、今度こそ7月下旬に投稿できるように余裕をもって着手するようにしよう。
長くなってしまったので、作品の制作秘話とかはまた後日気が向いたらします。
そんなこんな!
仕事場での昼休み、何気なくメールボックスをチェックしていたら、Paypalくんから身に覚えのない決済の通知が届いていた。
金額は2000円弱、請求元はWondershare。
先月購入した動画編集ソフトFilmoraのメーカーからだった。
?????
Filmoraには買い切り型とサブスク型の2通りの購入方法があるのだが、ぼくが選んだのは買い切り型で、請求が来るはずもない。
商品名はFilmora クリエイティブアセット。
Filmoraに付属するエフェクトの素材の多くが有料サブスクに加入しないと使えないのは知っていたが、月額2000円とけっこうお高いので、無料のと自作エフェクトで凌ぐ腹づもりだった。
有料サブスクに加入した覚えはない。
どういうことか?
Filmoraの購入ページを改めて確認。
金額の下部をよく見ると、しれっと有料サブスクの同時購入に最初からチェック入ってた。
しかも文字が小さくて気づきにくい。
購入画面。
よく見ると小さな文字の同意書のようなものがある。
以下、抜粋。
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この安全な注文を行うことにより、私は、 プライバシーポリシー と サブスクリプションおよび解約条件 、特にその自動更新条件 (サブスクリプション製品にのみ適用) を読み、同意したことを確認します。 また、試用期間終了後、サブスクリプションプランの終了時に更新料が請求されることに同意します。 私は、試用期間が終了する前に、サブスクリプションをキャンセルすることにより、それ以降の料金が請求されないこと、およびWondershareのアカウント設定または カスタマーサポートを通じていつでもサブスクリプションをキャンセルできることを理解しています。
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なるほど、つまりぼくは購入時に有料サブスクの加入に同意したことになってるらしい。
サブスク契約って本来は巧みに誘導されてもクレカとかPayPalとかの決済処理が防波堤になってくれるんだけど、買い切りソフトの購入にくっつければそれを回避できる。
買い物かごをよく確認しなかったぼくに落ち度が全く無いとは言わないが、あんな小さな文字でデフォルトで抱き合わせになっているのは紛らわしいし、Wondershareの評判をちょっと調べると同様の被害報告が複数上がっている。
・Wondershare Filmora は買ってはいけない。kaku
・Filmora 永久ライセンス購入者必見!知らないうちに毎月課金される罠
ユーザーの勘違いという人もいるが、勘違いを誘発しやすい仕組みだとは思う。
こういったユーザーの不意を突くUIは「ダークパターン」と呼ばれていて、詳細については国民生活センターが公開している下記ドキュメントにまとめられている。
国民生活センター発行「国民生活」2024年3月号
▼企業にとって都合のよい選択肢をデフォルトの選択肢にする
購入ページにあるデフォでサブスク加入になってるのがこれ。
▼重要な情報を視覚的に不明瞭にする。
混入されるサブスクの文字が小さくてわかりにくい
▼ある行為を諦めさせる意図で、タスクの流れやインタラクションを必要以上に困難にする
▼サービス登録の容易さに比べて、解約を困難にする
↑ サブスク解約がこれ
Wondershareの公式サイトの購入履歴に返金のボタンがついていたので、一応申請を入れてみたんだけど、価格ドットコムの口コミでも返金されなかったって話あったし金が返ってくる可能性は低い。
購入画面に小さな文字とはいえ同意書みたいなものが掲載されていて慎重な人、注意深い人なら気づけるくらいの微妙なラインなので、詐欺事件として立件したり、民事訴訟で返金を求めたりするのも難しいだろう。
得るものより失うものの方がはるかに大きいし。
でもまあ、こんな不意打ちを食らった以上、ぼくはもう二度とFilmoraなんか使いたくないし、Wondershareという会社にも二度と関わりたくない。
他人にも絶対にお勧めできない。
Macを買ってあんまり懐に余裕はないけど、代わりの映像編集ソフトを購入することにした。
身に覚えのない請求を受けた人が何人もいるのに、サブスクの混入も紛らわしいUIも改善する気がない。
そういう会社なので、ソフトにも何か仕掛けてるんじゃないかと勘繰ってしまう。
過去のMVプロジェクトほぼ全部開けなくなるが、全てのPCからFilmoraをアンインストールしよう。
乗り換え先のソフトについては未定だけど、今のところFinal Cut Proが最有力かな。
Macでしか使えないけど、結局どんなソフトも何らかのきっかけで使えなくなることはあると今回のケースで学んだから、他の映像編集ソフトに乗り換えてもすぐ復元できるようなデータの残し方を考えるとしよう。
画像データだとPSDって業界標準フォーマットがあるけど、映像編集ソフトには今のところそういうのは無さそう。
【2/13追記】
問い合わせフォームとは別に公式サイトの注文履歴に「返金」てボタンがあったのでそっちからも申請してみたら何か通りました。
日本語でクレーム入れて中国語で返信が来たので今度は最初から中国語でクレーム入れてやったのが功を奏したか……?
NI、お前死ぬのか……?
Native Instruments GmbH is in preliminary insolvency - CDM Create Digital Music
KONTAKTやKOMPLETEなどを販売するDTM界では大御所中の大御所であるNative Instruments (NI)が破産、という大事件が起きた。
正確には予備的破産手続きで、日本でいうところの会社更生法による経営再建みたいな状況らしい。
DTMerじゃない人にはピンと来ないかもしれないが、自動車業界で例えるとトヨタが吹っ飛ぶくらいの衝撃です。
NI社のプラグインを1つも使ってないDTMerって結構珍しいんじゃないかな。
かくいうぼくもKONTAKTを始めMassiveとかFM8とかの製品を持ってるし実際に使っている。
また、NI社の子会社にはAIマスタリングで有名なizotopeやアナログエミュレーションプラグインの大御所Brainworxもいて、これらメーカーの開発したプラグインも使う。
特に若いDTMerはマスタリングはOZONEって人も多いんじゃないだろうか。
3年くらい前にNIがizotopeとかBrainworx、さらに多様なプラグインを販売するプラットフォームのPlugin Allianceを買収してSoundwideという新ブランドを立ち上げたのは記憶に新しい。
主力製品群の無料配布でSNS上ではお祭り状態になっていたし、当時配布されていたプラグインの一部は今でも使い続けている。
十分利益が出ていて金が余ってるからこそできるパワープレーだと思っていたし、NIが潰れるなど想像もしていなかった。
最近投げ売りばかりしてるIKの方が先に潰れると思っていた。
一番潰れなさそうなところが潰れる以上、どのメーカーのプラグインも最早安泰ではない。
もはやiLok嫌いとか言ってる場合じゃないかもしれない。
NI自体や製品がどうなるかは誰にもわからない。
Appleが買収して全部Mac専用になるとかSpliceが買収して全部サブスクになるとか色んな噂が飛び交ってるけど、いずれにせよNIやizotope、PAプラグインの依存度は下げた方が良さそう。
音像は変わるかもしれないが、最後に物を言うのは優れた曲を生み出す作曲能力、特定メーカーの音源やプラグインに頼らず環境が変わっても名曲を生み出せる地力、応用力である。
NIがだめなら他のメーカーのプラグインで作ればいい。
そんなこんな!
【2026/1/31追記】
Native Instruments CEO、ニック・ウィリアムズからの声明
NIのCEOから声明が発表された。
どうやらすぐに音源やプラグインが使えなくなるというわけではないらしい。
NIとその傘下企業の音源、プラグインを手放すのは本意ではないので、再建が上手く行くことを願ってやまない。
どうも、Eninです。
新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
さて、いきなり告知ですが、もはや年末の風物詩となった夕立P主催の「終末コンピ」が昨日の23時にリリースされました。
その名も……
様々なジャンルの8名のアーティストによる豪華アルバムが、今年もななな、何と無料……!
※Bandcampでは投げ銭も受付中
今回ぼくは1曲目の「Utopia2 feat.彩澄りりせ」という曲で参加しました。
どんな曲かはぜひともアルバムをダウンロードして聴いてほしいのですが、今回はフルオーケストラ音源を使ったオペラです。
BBC Symphony Orchestraが奏でる荘厳なオケとりりせたんの美声、そしてちょっとアレな歌詞が織りなす調べをご堪能ください。
そんなぼくの曲の次の曲がまた対極となる感じの曲で、そこからまた全然違うイメージの曲に続くんですが、各楽曲のクオリティが高いのと、曲順も考え抜かれてるからか不思議と聴き入ってしまいます。
テーマや縛りが緩めなので皆いつもジャンルも音楽性もバラバラの楽曲を自由奔放に出してくるんですが、それらをコンピアルバムとしてまとめてるの毎回すげーなと思う。
あと、去年1年間に出した作品のメドレー動画を出したのでこちらもぜひお聴きください。
去年の今頃は12曲出したいなんてことを言ってた気がしますが、結果として終末コンピの曲で何とか達成できました。
動画まで含めると10曲(セルフカバー含めて11曲)ですが、まあ量を重視するあまり質がおろそかになったら本末転倒なので、今年も12曲くらいを目安に作品制作してこうかと思います。
てなわけで2026年もよろしくお願いします。
そんなこんな!
AI企業によるメモリ買占めの影響でPC向けのメモリが高騰している。
いずれはAIバブルが弾けて値下がりするだろうが、それがいつになるのかは誰にもわからない。
色んな説が飛び回っているが、少なくとも来年いっぱいはPC(あるいはスマホも)は高騰した状態が続くという見方が多い印象。
PCはぼくの創作活動に不可欠な道具なので、何割か値上がりしたところで必要とあらば躊躇なく買うんだけど、品薄で入手困難という状況は正直困る。
長期間創作活動が断たれた生活など耐えられない。
今創作活動でメインで使ってるパソコンは5年くらい前に組んだ自作PCで今のところノートラブルなんだけど、ずっと電源を入れっぱなしにしてるしそろそろどっかしらのパーツの寿命が来る頃合いだ。
一応ノートパソコンもあるにはあるんだけど、長期間ノートパソコンだけで創作するのはしんどい。
というわけで最新のM4 Mac Miniを購入。
まあ最近メインPCも重めの音源使うとフリーズ頻発してたし、Windows11のUpdateがトラブルだらけなのもあってMacが恋しくなっていたので、思いきって買っちゃった。
お値段びっくり9万円。
ローンは組んでない。
さすが世界のAppleだけあって在庫に余裕があったのか、メモリ不足の影響もなく従来の価格で購入できた。
前に使ってたMac Mini (Late 2012)と比べてだいぶ幅と奥行きが縮まり、ちょっとだけ厚みが増した。
SSD 256GB、メモリ16GBの最小構成。
Macの料金体系はちょっと変わっていて、ストレージやメモリを増やすと指数関数的に値段が上がる。
まるで飛行機のエコノミークラスみたいな最安Mac Mini。
ハイスペ買える富豪に奢られてる感ある。
本来は余裕持ってSSD 2TB、メモリ32GBくらいほしいところなんだけど、この構成だと何と27万円w
さすがに予算オーバーがすぎる。
メモリについては今までも16GBでどうにかやってたし、SSDも外付で簡単に増設できるからまあ何とかなるでしょ。
ケーブルだらけでデスク周りが散らかるがそんなことはどうでもいい、コスパは正義。
早めに購入に踏み切ったおかげで外付SSDもHDDも今よりはだいぶ安めに調達できた。
DTMでの性能についてはまだあんまり試せてないんだけど、BBC Symphony Orchestra Core の全楽器を読み込ませて再生しても全然音飛びしない。
前のPCじゃバッファサイズを最大にしても音飛びすることがあったからだいぶ快適になった。
年末年始は快適にDTMできそう。
そんなこんな!